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医師・医療スタッフの方へ
骨盤臓器脱が疑われる患者さんが受診された際に行う問診、アンケート、説明に便利なツールなどを紹介しています。外来診療に是非お役立てください。
女性骨盤底困窮度質問票
(Pelvic Floor Distress Inventory-20:PFDI-20 日本語版)
骨盤底機能障害の自覚症状を調査するための質問票です。
骨盤臓器脱による 1 つの側面だけでなく、骨盤底機能障害にかかわる他側面も含まれており、女性の生活の質を多角的に評価しています。
骨盤臓器脱症状( 6 項目)、結腸-直腸肛門障害症状( 8 項目)、下部尿路機能障害症状( 6 項目)の 3 つの症状スケールに大別して、構成されています。
各質問に
(0)症状がない
(1)症状があるが、困っていない
(2)少し困っている
(3)中程度困っている
(4)非常に困っている
の5段階で回答いただき、3 つの症状スケールそれぞれの平均点に 25 を掛けて 100 点満点で評価します。3 つのスケールの和が合計スコアとなります( 0 〜 300 点)
高得点であるほど、骨盤底機能障害の重症度が高く、生活の質の低下が示唆されます。
参考文献:M Yoshida et al. Int Urogynecol J. 2013 Jun; 24(6):1039-46
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