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医師・医療スタッフの方へ

骨盤臓器脱が疑われる患者さんが受診された際に行う問診、アンケート、説明に便利なツールなどを紹介しています。外来診療に是非お役立てください。

初診 問診項目

初診患者さんへの問診票(参考:大阪大学医学部附属病院 POP外来)です。リスクファクターなどを含めた項目となっています。

POP外来初診問診_20241002.jpg

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POP-Qシステム

(Pelvic Organ Prolapse Quantification)

骨盤臓器脱の進行度を評価します。
砕石位になり、腹圧をかけた状態で下垂臓器の部位・程度を評価します。砕石位で再現できない場合は立位で診察します。
また、腟壁の各部位がどの位置にあるか、処女膜を基準としてスコアリングします。

POP-Q_20241002.jpg

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過活動膀胱症状質問票

(Overactive Bladder Symptom Score : OABSS)

過活動膀胱の症状と重症度を評価します。
•  過活動膀胱の診断基準:
 OABSSで、質問3 の尿意切迫感スコアが 2点以上 かつ 合計点が3点以上。
•  過活動膀胱の重症度判定:OABSSの合計点
 5点以下→軽症 / 6〜11点→中等症 / 12点以上→重症

OABSS_20241002.jpg

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女性骨盤底困窮度質問票

(Pelvic Floor Distress Inventory-20:PFDI-20 日本語版)

骨盤底機能障害の自覚症状を調査するための質問票です。
骨盤臓器脱による 1 つの側面だけでなく、骨盤底機能障害にかかわる他側面も含まれており、女性の生活の質を多角的に評価しています。
骨盤臓器脱症状( 6 項目)、結腸-直腸肛門障害症状( 8 項目)、下部尿路機能障害症状( 6 項目)の 3 つの症状スケールに大別して、構成されています。
各質問に
(0)症状がない
(1)症状があるが、困っていない
(2)少し困っている
(3)中程度困っている
(4)非常に困っている
の5段階で回答いただき、3 つの症状スケールそれぞれの平均点に 25 を掛けて 100 点満点で評価します。3 つのスケールの和が合計スコアとなります( 0 〜 300 点)
高得点であるほど、骨盤底機能障害の重症度が高く、生活の質の低下が示唆されます。
参考文献:M Yoshida et al. Int Urogynecol J. 2013 Jun; 24(6):1039-46

PFDI-20_20241002.jpg

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診療の一助にお使いください。

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